多元化する能力と日本社会 本田由紀

これを読んで納得できることが多かったなあ。
僕自身、3,4年前大学在学中に就職活動してて、
面接官はコミュニケーション能力を一番に見ていたし、
文系なのでサークルが一番評価され、つぎにゼミでした。
バイトは高校生でもできるので、
ほとんど評価されていませんでした。
テレビ局受けた人がテレビ局のバイトをしていたとか別です。
出版社でバイトしていたとか・・etc

閉じた努力が評価されなくなって、
開いた努力が高評価されるようになった。
これは親の育て方や親の性格の影響が強く、
学力より先天的で、本人の努力の範囲外なので、
危険なことだなと思った。
先天的な能力で選別されるのは前近代的で、
非常に危ない。
そこで筆者は専門性を身に付け、
その専門性を身につける過程でコミュニケーション能力が
上がると、高専ロボットコンテストとかの)を例に
論じてました。

ガリ勉はもう社会に入らないってこと。
そもそも教科書に載ってること全部覚えていたら、
社会で通用するかと言えば、まったくそんなことはなく、
挨拶、先輩・上司の受け応え・付き合い、
仕事における情報伝達、競争、人づきあい、休日の過ごし方、
ストレスコントロールなど、非常に重要。
ようは一つできれば良いってことではないってことです。
生きるために日々必要なスキルすべてが要求されているという
ことです。
                         以上