トルシエは人間性に問題あり?

神も恐れぬトルシエジーコに電話してやる」大ウソ
 W杯最終予選に臨むジーコジャパンの強化合宿が17日、宮崎でスタートした。その初日に、まさかの難敵が“来襲”した。その正体は、前任者のトルシエ氏だ。

 「今、この時からW杯へのスタートである」。合宿初日にジーコ監督は、選手だけではなくスタッフ全員を交えた円陣で宣言。「みんなの意気込みを肌で感じられてうれしい」と笑顔をみせたが、これは心底からのものではない。メンバーに選出されながら、中田浩二(鹿島)の顔だけなかったからだ。

 合流が遅れたのは、トルシエ氏が指揮を執るフランスリーグの強豪マルセイユへの移籍に向けて入団テストを受けたため。協会関係者によれば、「代表の合流には遅れないと聞いていたが、遅れることが決まった後に正式な連絡はない」という。普通なら懲罰ものだが、ジーコ監督はおとがめなし。中田浩がかわいい鹿島の選手で、「海外移籍のチャンスはそうめったにあるものではない」という親心からだ。

 代表合流の予定が変わったのは、トルシエ氏に「オレがジーコに電話をしてやる。だから、マルセイユの公式戦を見ていけ」と説得されたためだ。トルシエ氏からジーコ監督に「直接電話をした」と言われては、中田浩も聞かざるをえない。

 だが、これは真っ赤なウソだった。「トルシエ側から電話を受けたのは私で、ジーコはその電話をとってもいない」と、別の協会関係者が証言した。ジーコ監督は「ウソをつくな。だからアイツは許せない」とブチ切れたという。

 中田浩の移籍が決まれば、金銭的に潤うのはトルシエ氏の師匠でもあるベンゲル監督(アーセナル)の事務所というのがもっぱらのうわさ。ジーコ監督の耳にもこの情報が入っており、なおさらトルシエ氏への怒りが増しているという。

 日本協会にこの日、1通の要望書が届いた。北朝鮮蹴球協会から過熱する日本マスコミの「報道の自粛」を求める異例のものだった。だが、ジーコ監督は「そういう余計なことは一切考えません」とはねつけた。ジーコ監督にとって前任者からの横やりこそ、北朝鮮よりも厄介なのである。


[ 1月18日 13時3分 更新

以前、トルシエの元でコーチをしていた、
現磐田の山本監督の本に書いてあったが、
かなりのわがままで、気性が荒いらしい。この本で思いっきり、
暴露されてます。
トルコ戦のメンバーの裏側とかが書いてあります

山本昌邦備忘録 (講談社文庫)

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