【読書】偽りの「少年H」

ベストセラーになった「少年H」は嘘だらけの本であると
最近知りました。
その理由
1・講談社の「昭和二万日の全記録」という
年表図鑑をそっくりそのまま書き写し、それに見合うようにエピソードを
はめ込んだらしい。
斉藤演説の内容が公表されたのは昭和30年のことで、
この昭和15年の時点で神戸の洋服屋の親父が知っているはずがない。
ノモンハン事件も明らかになったの戦後のことで、
戦前にしかも一般人が知っているはずがない。

2・10月下旬のエピソードに夏休みがやってくる不自然さ

3・土石流という言葉は当時はなかった。同様に運転席という言葉もそう。
文庫化で手直ししたらしいのだが、手直しされてないのが、何箇所もある。

他にもいろいろあります。詳しくは
「間違いだらけの少年H」山中恒・山中典子共著を読んでください。