キムチの寄生虫、有鉤条虫に巣食われた脳のCTスキャン

ttp://jomf.health.co.jp/report/kaigai/19/worm/b/b2/b2-2.htm

【事例】 神奈川県在住、21歳女性。焼き肉が好きでよく食べるが、生肉は食べない。キムチが好きで、韓国産
のキムチ漬けを購入し常食していた。1ヶ月前から感冒様症状があり、左上肢のしびれと右上肢の筋力低下を
感じ来院。
頭部CTスキャンでは脳内に計1〜2cmの腫瘤陰影が、血液検査では好酸球の増多が認められた。
このため、寄生虫症を疑って抗体検査を行ったところ有鉤条虫に対する反応が陽性であった。

【感染リスク】 感染源としては、ヒトの糞便に出現する虫卵と豚肉内の幼虫の2種が考えられる。前者は
虫のみの感染であるのに対し、後者は有鉤条虫の感染を伴う。上記事例は前者の可能性が濃厚で、
輸入キムチが有鉤条虫に汚染されていた可能性が疑われたが確証は得られなかった。予防法は食品の
加熱処理。

【症状と診断】 幼虫が寄生する部位により、皮下腫瘤、石灰化(最も多い症状で、皮下あるいは筋肉
内の寄生)、痙攣、頭痛、めまい、運動麻痺(脳内寄生)、視力障害、嘔吐、失明(眼球内寄生)など
の症状が出現する。

ttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cb/3d0e9f9813131e195a67c1cc7179c8dd.jpg
キムチの寄生虫、有鉤条虫に巣食われた脳のCTスキャン


((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル・・・