【中国】重慶の化学工場でも爆発、4人死傷、1万人避難

24日午前11時(現地時間)ごろ、重慶市〓江県新明鎮にある〓江英特化工公司で爆発が起き、1人が死亡、3人が負傷した。25日付で第一財経日報が伝えた。(〓は執の下に土)

 爆発後、周囲は煙に包まれ、付近の学校の児童・生徒ら5400人を含む住民1万人あまりが緊急避難した。

 爆発が発生したのはベンゼンと二酸化硫黄、水を反応させる容器で、様々な原因が複合し、原料物質を過剰に送り込んだことが爆発の原因とされる。ベンゼンは揮発性がある物質で、発がん性が確認されている。二酸化硫黄は亜硫酸ガスとも呼ばれ、喉や目の粘膜を傷つける。

 13日には吉林省吉林市の化学工場で爆発事故が起き、川の汚染によって流域が断水となって市民生活に大きな影響を及ぼした。その教訓もあり、今回の爆発では付近の川の水質確認が早急に行われている。(編集担当:恩田有紀・如月隼人)


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