【ジェンダー】 なぜか男女共同計画に「慰安婦問題」…猪口氏行動で、部会紛糾★2

・「ジェンダー男女共同参画を進めるために必要な概念。私が先頭に立って正しい普及
 啓発を進めていきたい」
 二十六日の男女共同参画会議で、猪口邦子担当相はこう抱負を述べたが、笑顔はなく、
 基本計画をめぐる政府・自民党のせめぎ合いの激しさをうかがわせた。

 自民党内閣府男女共同参画局の動きに警戒感を示しだしたのは昨年秋のこと。
 「過激な性教育ジェンダーフリー教育が教育現場に混乱をもたらしている」との山谷えり子
 参院議員の告発が始まりだった。
 これを受け、幹事長代理だった安倍氏が、今年一月に実態調査プロジェクトチーム(PT)を発足。
 現行の基本計画の「ジェンダーに敏感な視点を定着させる」という文言が、ジェンダーフリー
 思想を信奉する勢力に「お墨付き」を与えていたことを突き止めた。
 十月末に官房長官に就任した安倍氏は、山谷氏を担当政務官に起用し、猪口氏に次期
 基本計画の大幅修正を迫った。
 しかし、猪口氏は「ジェンダー」の文言削除を拒み、十二日にPT座長の逢沢一郎幹事長代理らと
 協議した際には「自民党は女性を敵に回し、次の選挙で大敗しますよ」と言い放った。

 最終的に安倍氏の裁定で、猪口氏は「ジェンダーフリー」を否定する注釈を入れるなど修正を
 受け入れたが、二十二日に開かれた合同部会はまたもや紛糾した。新たな問題点が
 見つかったからだ。中でも「慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたとの認識に立ち、
 アジア女性基金に引き続き協力する」との施策が盛り込まれたことに、「男女共同参画と関係が
 あるのか」との批判が集中した。

 「私が官僚の文章を一から書き直した。これは政治主導です。どうかご理解ください」との猪口氏の
 訴えを受け、部会は打ち切られたが、党と政府側の折衝は翌日の総務会直前まで続いた。
 結局、「慰安婦」の文言は消え、「アジア女性基金の解散に向けた総括への支援など引き続き
 協力する」という表現に変わり、了承された。PTは、今後も計画に基づいた施策の実施状況を
 監視する方針だが、推進、慎重両派とも不満はくすぶっている。(一部略)
 http://www.sankei.co.jp/news/morning/27pol002.htm

※前:http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1135664495/