「魚、捕ろう」と殺虫剤を川へ、出頭理由に軽い処分

 手間ひまをかけずに魚を捕ろうと、浙江省を流れる甌江に、農民3人が2005年10月に、
殺虫剤を大量に投入。汚染のため、沿岸部では十数時間に渡り、断水になった。3人に対する
一審の判決が20日に下されたが、最高でも「6カ月の拘留」という軽い処分となった。現代金報
が伝えた。

 3人は、05年10月24日に、殺虫剤である「フェンプロパトリン」17瓶分を甌江に投げこんだ。
その場で魚60キログラムあまりを捕ることができたという。
 汚染により、沿岸にある龍泉市では、取水を停止。そのため、十数時間に渡り、断水が発生
した。おおごとになると良くないと考えた3人は出頭をした。
 しかし、死んだ魚はあわせて2トン超で、漁業資源が回復するには、2−3年程度が必要になる
見込みだ。
 20日には3人に対する一審判決が下されたが、3人のうち1人が未成年であることや、出頭した
ことなど情状酌量の余地があるとして、最高でも「6カ月の拘留」との軽い処分となった。
 なお、同省では05年12月にも、農薬が原因と見られる「魚の大量死」事件が発覚している。

サーチナ中国情報局  2006/01/26(木) 17:21:08更新
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0126&f=national_0126_005.shtml